リウマチケアに優れた看護師と認められるためには、リウマチケア看護師の資格を取得する方法があります。専門的な処置や治療を必要とするリウマチケアでは、関連する資格を持っていると転職にも有利です。
資格の一つとして、日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師の資格があります。取得要件は、直近の5年間のうち通年3年以上リウマチケアに従事していることと、関節リウマチ3例以上が含まれるリウマチ性疾患ケアの指導患者名簿20例のケア指導患者名簿のうち、関節リウマチ3例以上を含んだ10例のリウマチ性疾患ケアの指導記録と、20単位以上財団主催や認定教育研修会に参加することです。
その他に、日本運運動器看護学会認定運動器看護師という資格があります。骨折をしたり、傷や小児運動障害による援助方法などの知識を深めたりすることのできる看護師資格です。取得条件は看護師経験が5年以上で、運動器領域に係る看護実績が3年以上あり、日本運動器看護学会の会員である必要があります。
学会認定運動器看護師の役割は、水準の高い看護を提供できる看護師と、運動器に係る看護師を教育と指導できる看護師を育成する事を目的としています。平成25年に新設されたばかりの認定看護師資格なので、今後に期待されます。
他にも運動器に係る資格には、リハビリ専門のリハビリテーションセラピストや、治療のために必要な弾性ストッキング・コンダクターに骨粗鬆症マネジャー制度など、専門性の高い資格があります。転職に有利になる資格もあるので、リウマチケア看護師を目指す際におすすめの資格を事前にチェックしておくとよいでしょう。